人事部がやっている仕事を全体感を持って説明してふりかえりもして

おなかを見せてキョトンとするネコ hr

就職してからほとんどを人事の仕事で過ごしてきたので人事の話をしたいのですが、
「人事の話ってなんだ??」って感じ。

とりあえず、人事ってどんなことしてんのかを、簡単にまとめてみます。

当たり前ですが、採用だけではない

人事の仕事をまとめると、次のようなカテゴリに分けられるでしょうか。

  • 採用
  • 育成
  • 制度企画
  • 制度運用
  • 異動・組織編制
  • 労務(給与計算や手続き系)
  • 労務(ヘビーなやつ)

まとめると言ったわりにMECEではないですね、、。
評価は「制度運用」に含まれるつもり。規程の策定は「制度企画」に。エンゲージメントとかそういうのも、このどっちか。
総務も人事領域に含まれると思ってるのですが、私は経験もないし、独立してリスペクトされるべき領域だとも思ったのでいったん含めませんでした。

「HRテック」とか「ピープルアナリティクス」と呼ばれる新しめな領域は、上記だとプロットできませんね。
ただ、これらは領域というより手法なのだと思うので、リストには含めず。オウンドメディアも同じ整理です。

SNSとか見てて「人事コミュニティー」と名乗るものを眺めていると、採用のことばっかり目につきますよね。外部に発信する意義があるものは採用なのでしょうがないと思うのだけど、「人事をやってみたい!」と思ってる方も少なくないので、全体感を持って人事が説明されているものとかって、もっと表に出てきてほしかったり。

給与計算ってなんですか?難しいわけあるんですか??

わたくし、給与計算や手続き周りの仕事を長くやっておりまして。
自分も初めは「給与計算が大変ってなんなん?」と恥ずかしながら思ってたくち。
ちょっと考えれば、時給計算、残業計算は「時間×金額(×パーセント)」でそこそこ難しいよな、程度には思いたかったけれど。
複数人が忙殺されるような仕事とは思えずでした。

先ほど列挙したものの中から急に「給与計算」と言われても唐突感があると思うのですが「給与計算」から考えるのが、人事という概念を理解するうえでとても大切だと考えています(考えていますってどのポジション目線で言ってんだw)

結局、作った制度も、その制度どおりに給与を払うことができて、はじめて「制度ができた」と言えます。極端な例え話になってしまいますが「期初に立てたハードな目標を達成したらインセンティブ50万円払います!」って制度を作って「計算できないから、今回は該当者なしってことで」なんて言われたら

「それって制度つくったって言えんのか?」ってなりますわな。

  • 入社した人に、初月の給与を払えるから、採用が成立したって話になる。
  • 評価制度を回した結果を支給額に反映できるから、ちゃんと評価できたってことになる

こんなイメージ。「給与計算していると、人事を理解するのが早くていいな」なんて思ってましたが、普通に重要ですね。

ひとまず終わり

「まとめる」と言ったわりに、大した話もなく終えますが。
今回いいたかったのは「採用だけが人事じゃない」ということ。

それこそ、休職者とか退職者の対応をする仕事なんかは、非常にシリアスであり、当事者と会社を守るうえで凄まじく重要だったり。「人事」はとても奥深く、10年少々やったくらいで語れるようなものではないですね。←自分に言ってます。

そんなにいらっしゃらないと思いますが、もし「(時間の使い方でも、重要性でも)採用が人事なんでしょ?」と考えている方がいらっしゃいましたら、
「採用は人事のひとつの側面」という風にご理解いただけたら幸いです。

人事ってどんな仕事なのか?については、また。
これからも続けていきますね。

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